• ノウハウ系
  • ふぉろふぉろ通信
  • PR
  • top
  • >ふぉろふぉろ通信

ふぉろふぉろ通信とは

ふぉろふぉろ通信とは、Wowma!に出店してくれている店舗様が売上げに繋がるように、出店店舗様向けに定期的に送っているノウハウメルマガです。ネット通販がはじめてでもすぐに実践できるようなノウハウを公開。

ライターはWowma!の前身でもある「ビッダーズ」の時からアドバイザーとして
数百以上の店舗様をサポートしてきたセニョールです。
1999年からEC事業に携わり、自分自身でも事業者として複数のネットショッピングモールに出店したり、国内・越境自社サイトの運営もしていたため、店舗様の悩みに寄り添ったさまざまなコンテンツをお届けします。

せにょーる.png

セニョールからのコメント

ネット通販が初めての方や、経験はあるけれどどうやったら良いか分からない、というような方が「そうなんですね!」と感じてくれたり、即現場で活用できるような情報・ネタなどを色々お伝え出来ればと思います。

メールマガジンの時代変化

インターネット通販において、メールマガジンは売上を伸ばすための重要な接客手段であり、メールマガジンでの接客は20年以上前から行われている定番ともいえる接客手法です。しかし、メールマガジンの効果がだんだん下がってきていると良く耳にします。

「効果が下がっていった」理由を紹介します。

ネット通販黎明期(2000年より前)

私がネット通販を始めたのは1999年。当時は楽天市場も店舗数が非常に少なく、通信インフラもまだ「ISDN」や「ADSL」、地域によっては「ダイヤルアップ回線」という状況で、通信料金も「つなぎ放題」というものがなかったので、ページ作成したデータをアップロードしては回線を切断し、データファイルの用意が出来たら再び回線を接続する、といったことを何度も繰り返しながらお店の編集をしていました。

その際に、作業に集中していたりして回線の切断を忘れると、1か月のネット回線利用料金が10万円を超えるという月も何度か経験しました・・・) 当時はHTMLメールがなく、テキストメールが全盛期でしたが、WEBにアクセスしている時間が長いと通信回線費用がかかることもあって、回線接続をしていなくても読める「メルマガ」がかなり重宝されたりしていました。

また、当時はECサイトが本当に少なかった(楽天市場にも1000店舗いるかいないかという時代)ので、1人のお客様に届くメールの数が非常に少なく、逆にメールを読むことが1つの楽しみになっていた時代でもありました。(まさにメール「マガジン」です)

まだSNSがあまり広く普及していない時代でもあり、当時はメルマガを配信するとお客様がメルマガに反応して意見を返信してくれたりという、双方向コミュニケーションが結構されていました。

そして、そこからコアなファンが生まれていくという流れが出来ていました。

通信費用が固定(定額)ではなかったため、ネット利用者も比較的高所得者が多かったこともあり、ECで販売する上で今のように熾烈な価格競争があまり発生しておらず、良いものを提案すれば売れる時代でもありました。

しかし、「顔の見えない対面販売」故に、誰が販売しているかわからないネット通販に対して、今よりも遥かに「不安」を抱いていた時代なので、メルマガでは
「お店を理解してもらう」
「商品の良さを知ってもらう」
というような、「信じてもらう」 ためにメールマガジンを配信する、という意味合いは強かったです。

そして当時はプレゼントを出品すると、1回1か月程度のプレゼント出品で500~3000人位の応募(プレゼント商品によって応募数がかなり異なります)がありましたが、プレゼントの応募の際にコメント入力を求めると、応募者からたくさんのコメントが戻ってきたりし、集まったメールのアクティブ性がかなり良かったです。

まだ「アーリーアダプター」と呼ばれる人たちがネット通販を利用していた時代です。

2002年頃~

2002年頃になると通信インフラもADSLが普及すると同時に、光回線もチラホラと出回り始めたころで、ネット通信回線も「定額制」が普及しはじめ、その影響でネット通販も次第に認知されてきました。このころからネットは「アーリーマジョリティ」が利用する時代に突入です。

そして2002年頃には月商1000万円以上のお店も目立ち始め、このころから 「プレゼントでメルアドを集める」→「メルマガを配信する」→「商品を販売する」
の流れが一般的になり、それと同時期に
「短期間で大量にメルアドを集める」→「チラシのようにガンガンメルマガ配信する」→「一気に売上を伸ばす」
という手法が流行り始めました。

広告予算が豊富にあるお店が「くじメール」という短期間で大量にメールアドレスを集めてメルマガを配信し、短期間で一気に売上を伸ばしていくという事例が出始めた頃です。

これはリアル(実店舗)で言うと、団地の郵便受けにスーパーのチラシをポスティングするのと同じような手法です。
当時のメルアド収集はPCメルアド1アドレス当たりの単価は100円前後でした(属性別に絞り込んだメルアドの場合は200円/通を超えるケースもありました)

とにかく興味がある・ないに関係なく、「売り込みチラシ」をどんどんばら撒いていくというやり方で、最初はこの手法でも相当に効果が出ていました。 この方法で月商500万円前後のお店がわずか1年で月商2億円にまで急成長したお店も実際に私の周りにいました。

これは予算のあるお店だからできた技なのですが、広告予算のないお店はプレゼントを大量に出品するなどして集客経路を増やし、とにかくプレゼント応募者を増やして、プレゼントで集めたメルアドを使ってチラシバラ撒き作戦のように「ガンガン」メルマガを配信しました。

それでも当初は同じことをやるお店がそれほど多くなかったため、1人のお客様に届くメールの数が今よりも非常に少なく、お客様から「ウザイ!」「迷惑だ!」と言われることはまだ少なかったです。(多少は言われましたが)
そしてメールの効果が結構良かったです。

しかし、2003年~2004年頃にこれらの成功事例が周囲に広まることで、特に利益率の高いサプリメントなど健康食品系の商品や一部の食品系のお店などを中心に「右へ倣え」という感じでどんどんメールアドレス収集(プレゼントやくじメールなど)を実施し、そこからわずか1年の間にメルアド集めの王道というべき手法となり、周囲のお店が「これが一番良い方法だ!」という感じで「売り込みメール」をガンガン配信するようになっていきました。

このへんから一気にメール「マガジン(Magazine)」からメール「チラシ(Flyer)」へと変化していきました。

短期間での大量メルアド獲得による全配信売り込みメルマガ配信での成功事例がどんどん周囲に広まることで、ネット上にはポイントサイトもどんどん乱立しはじめ、また、当時は懸賞ブームでもあったことからポイントサイトに集まった懸賞マニアのメールアドレスがどんどんお店の保有メルアドとして集まっていき、そこに多くのお店が毎日のようにメールでチラシをばら撒くというのが主流になりました。

その結果として1人のユーザーが受け取るメルマガの通数がどんどん増え、メールの反応が悪くなり、メールの価値が次第に落ちていったという時代背景があります。読む側のユーザーが受け取るメールの数が増えれば当然、「読まれなくなったり」「すぐに配信停止されたり」するようになっていきます。

参考までに当時はやっていた「くじメール」にはいくつかのパターンがありましたが、少ない場合でも1万件、多い場合は10万件を超えるPCメールアドレスの獲得が短期間で実現できていました(そこにたくさんのお店が行列をなしていたのです)。

そのような背景でネット通販が認知されて利用者もECサイトも増えていく中で店舗間の競争が激しくなり、売上を伸ばすためにどこよりも「早く」「安く」接客をするためにどんどんメルマガを配信するようになっていき、それが今のPCでの通販の現状へと繋がっていきます。

PCから携帯へ

2003~2004年頃になると携帯電話でもパケット定額制サービスがスタートし、それと共に携帯電話からネットにアクセスするという変化が起こりはじめました。 その流れから携帯電話でのネット通販やオークションなどが徐々に浸透していきます。

2005年頃になるとPCを主戦場としていたお店の一部が携帯での通販に力を入れ始め、携帯のメールアドレスを集めてメルマガを配信することが徐々にですが、広まっていきました。

当時は携帯アドレスを集めるのに、高いケースでは1アドレス数百円ということもありました。
※ただ、商品によってはそれだけのコストを投入しても十分に採算が合った時代でした。

また、当時はプレゼントで集まった100人の携帯アドレスに対して初めてメルマガ配信したところ、なんと3人から注文が入ったなど、携帯アドレスのレスポンスの良さを実感したごく少数のお店が携帯での通販にシフトしはじめ、2005~2006年頃には携帯だけでも月商1000万円を超えるお店が出現しはじめました。
※当時は携帯アドレスを数千件持っていると、月商1000万円を超えてしまうケースもありました。

お店によっては売上全体の4割近くがメルマガ経由というケースもあったほどです。
当時の携帯は「ガラケー」が主流でしたが、携帯利用者の多くは中高生という状況でしたので、PCメルマガとは全く異なり、絵文字を駆使した「キャピキャピ」なメールを配信すると反応が良かったりしました。

ただ、携帯は常に肌身離さず所持する傾向にあるため、メールも比較的リアルタイムに受信されることから、メルマガの配信は毎日というのではなく、週に1~2回に抑えたり、属性別で出しわけをして、読者に迷惑がられないように配慮しながらメール配信をし、売上を伸ばしていたお店が多かったです。

そして2008年にiPhoneが発売された頃からスマートフォンが認知され始め、2010年頃からスマホが普及してきます。

この辺からは「レイトマジョリティ」がネットを利用し始めてくる時期です。 低価格で使い放題という、誰でもいつでもどこでもネットを楽しめるようになってくると市場は飽和状態になっていき、競争の激化と同時に利用者も様々になってくるので、様々な弊害も発生してきます(クレームの質もかなり変わってきます)

その頃には多くのお店が携帯(スマホも含む)向けにもお店のページをつくり、そして携帯向けにもメルマガを配信しはじめ、その結果としてPCメール同様に1人に届くメールの数がどんどん増えていったため、また、PCと違ってメールをリアルタイムに受信して開封することが多いため、PCよりも「ウザイ」「迷惑だ」と思われるケースが増えていき、物販系のメルマガの反応が悪くなっていきました。

そして今日

2017年の時点で携帯電話の普及率は95%前後ある状態で、殆どの人が携帯からネットに接続できる状況にあります。 むしろパソコンからのアクセスは年々減少傾向にあり、最近では携帯からのアクセス数のがPCよりも多いのは当たり前となってきました。

こうなってくると主戦場はもはやPCではなく「携帯(スマホ)」です。
PCの時は
「自宅に帰ってからの時間帯にアクセスが伸びる」
「お昼休みにメールを読んでくれる」
など、利用者がパソコンの前にいるであろう時間帯を考慮したメルマガの配信タイミングを考えたりしていましたが、スマホがメインとなってくると「いつでも」「どこでも」ということになるので
「朝の通勤時間帯」
「お昼休みとその前の時間」
「おやつの時間帯」
「仕事帰りの通勤時間帯」
「帰宅して布団の中で就寝しようとしている時間帯」
など、配信タイミングは多様になってきます。

それがPCメールと違ってスマホでリアルタイムに大量に受信することになってしまうので、同じような売り込み系のメールが沢山届くと「読んでくれなく」なってしまうのです。

これが今のメールマガジンの置かれている状況です。

このようにネット通販も様々な環境の変化の元にあり、時代と共に過去と同じことをやっていてもダメな時代になってきています(特にこの世界は世の中の変化が非常に早いので、変化に対応していくのが大変なこともね。)

いかがでしたでしょうか?

こんなこと、普段考えたことはまずないと思いますが、ネットの環境の変化や通信機器の変化など からメールのレスポンスにどのような変化があったのかが少しでも理解いただければと思ってます。

そして、今後はどうなるか?

ここを次回から解説していきます。

この記事が役に立ったらシェア!

  • Facebookでシェア
  • ツイートする
  • Google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加